領収書の宛名

 ちょっとした手土産を買った時のこと。

 私 「領収書をください」
 店員「お宛名はどうなさいますか?」
 私 「有限会社で・・・」
 店員「こちらにご記入ください」

 いきなり紙を渡された。
 普段、領収書には会社名を省略して書いてもらうことが多いので、書いてもらうのは(有)に続いてひらがなだけなのに・・・

 店側は聞き間違いがないようにという配慮だと言うかもしれないが、はっきり言って腹の立つ対応である。1ミリたりともこちらが言う名前を聞く気がないのが伝わってくるからだ。

 以前には、もっとひどい対応をされたことがある。
「あて先は有限会社で●●、ひらがなです」といったところ、やっぱり紙を差し出す。「どうして?」と尋ねると、「字がわからないですから」
 ひらがながわからない人間に、どういう文字を書いてやれば理解できるのだろう。

 このあたりが気になるのは自分でも神経質だと思うし、多くの人は気にしないかもしれない。それでも、自分はこうした対応をされた店はよほどの理由がないと次には利用しないだろう。
 ちょっとした対応で、お客さんが逃げていく。こうした積み重ねって、けっこうバカにできないことである。