『東京の手仕事』

 昨日、書店を歩いてた時に、以前から気になっていたこの本、『東京の手仕事』を買った。
 この本は、「Meets Regional 東京篇」として、関西では有名な情報誌エルマガジンから出されている。同社の雑誌『Meets』は、以前からなんとなく好きで時々買っていたので、それなりに期待して気にしていたのだ。

 内容は、「今会いに行きたいオモロイ作り手70人」というキャッチコピーにあるとおり、オーダーメイドを中心にハンドメイドの作家、かつアーティストではなくビジネスとして店舗をもっている人に焦点をあて、人物と製品、その店を紹介している。

 家具、帽子、革ジャケット、自転車・・・センスや提灯などの和モノもあり、果ては達磨、地球儀、爪楊枝まで、読んでいるだけで、書き手の好感が伝わってくる内容で、自分でも必要もないのにオーダーしたくなってしまう。

 いつも思うのだが、この本に出てくるような「職人でありながら、現代のニーズにマッチしたものを試行錯誤している」人が好きである。こんな人たちと一緒に何かを企画してみたいと常々考えている。

 自分にはまったく必要はないのだが、それぞれの店の近辺にあるおススメスポットの紹介もあるので、ちょっとした休日のお出かけや観光にも使える本なのだろう。まあ、そこは深く考えないでも、十分価値のある本である。